木質ペレットを使ったボイラー・ストーブの振興 |
飯田市では、現在、市内にある温泉施設「かぐらの湯」や温泉施設・温水プールを備えた施設「ほっ湯アップル」の温水の再加熱を行うボイラーを、化石燃料を利用する通常のボイラーから木質ペレットを利用するペレットボイラーに変更しようとしている。これにより、年間61トンの二酸化炭素を削減できる予定とのことである。 |
また、小中学校等では、2009年9月現在、薪ストーブは2件、ペレットストーブは88件が補助制度を利用し導入されている。さらに、民生部門では、2009年9月現在、薪ストーブは136件、ペレットストーブは36件が補助制度を利用し導入されている。
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地域産材が流通、間伐の促進 |
さらに、ペレットの原料は木材から作るものであるため、ペレットの使用が増えれば、地域産材が流通し、山林所有者に利益が発生する。そこで、飯田市は、この取組により、山林所有者に利益を保証することにより、木質バイオマスエネルギーの安定的な供給を目指すこととしている。 |
さらに、2011年度までに森林組合が主体となって、地域独自の大型製材所を設立し、地域産材をブランド化することにより、木材の流通と間伐を促進し、山林の荒廃化による二酸化炭素吸収源の減少を防ぐこととしている。加えて、将来的な排出権取引の実施に備え、地域内の森林吸収源測定等の研究を進めることとしている。
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地域給湯システム |
木質ペレットの利用拡大については、木質ペレットを使用して温めたお湯を、配管を通して個人宅に提供する設備を導入する予定である。 |
さらには、2010年度より大きな建造物にペレットを使用したボイラー導入を検討するなど、中心市街地全体に再生可能エネルギーを供給するためのインフラ整備を行う予定である。
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