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創造人生
Imagine Your Unlimited Potential
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利用対象者:自分の人生を設計しようとしている方であれば年齢にかかわらずどなたでも利用可能です


Photo by M.Kusakabe, Hampstead Heath,London

「創造人生」は、自分のリスクと強みを客観的に見つめ人生を創造的につくりあげようとする全ての人のためのプログラムです。

創造人生(アルファー版)を無料で体験したい方
第3講: 9都市の調査で分かったこと: 
発達期リスクの倍増:
少子・高齢化が進む中で、高齢世代、子育て世代のリスクが拡大していることに多くの関心が集まっていますが、「創造人生」の調査では、世代別の見ると若者世代(34歳以下)が最も大きくリスクを拡大していることが分かりました。具体的に見てみましょう。

第1には、「授業理解困難」「いじめ」「不登校」「若年無業者」「不安定・うつ」などの、いわゆる発達期リスクが、親の世代である団塊ジュニア世代に比べ、若者世代では調査都市の多くで倍増する勢いで増加していることです。

「授業理解困難」の子は、調査都市の多くで今の親の世代(団塊ジュニア世代)に比べ、若者世代では2倍になっていることが分かり、我々が予期した以上に、急増していることに驚きました。


「仲間遊び苦手」が大きな共通要因: :

第2に、その共通の要因が幼児期の「仲間遊び苦手」であらわされる社会性の発達の遅れや、愛着の形成の不安定化につながりやすい「父・母との接触少」と深く関連していることも分かりました。

「仲間遊び苦手」は、広汎性発達障がい、注意欠陥多動性障がい、学習障害の3つの発達障がいに共通の初期症状として採った指標です。左の図で見ると「仲間遊び苦手」の子が、若者世代で大きく増えていることが分かります。「創造人生」調査の結果、幼児期に「仲間遊び苦手」だった子は、そうでなかった子に比べて、その後の人生で「いじめ」「不登校」などの発達期リスクが大幅に拡大していることが分かったのです。

それでは、「仲間遊び苦手」な子はどうしてできるのでしょうか?9都市の調査結果では、「叱るしつけ」「父接触少」「子供の貧困」「不安定・うつ」「母接触少」が貢献度が大きい主要な子供の側の要因であることがわかりました。しかし親が抱える「不安定・うつ」「子育て不安」などのリスク要因のほうが、子供の「仲間遊び苦手」を増やすうえで、より大きい貢献度を持っていることがわかりました。

雇用などの生活困窮リスクへの波及が大きい:
また、それらの発達期リスクの将来の就労や貧困等の暮らしのリスクへの連鎖が非常に強いことも明らかになりました。

例えば、「仲間遊び苦手」だった子は、そうでない子に比べ、「不登校」になるリスクを全ての9都市で有意に2倍以上、最も高い都市では、10倍拡大しており、「若年無業者」になるリスクを、8都市で有意に2倍以上、最も高い都市では、11倍という高い率で拡大していることが分かりました。「仲間遊び苦手」は最近急増している発達障がいに共通な初期の症状として指標化したものです。


「仲間遊び苦手」だった子が将来拡大する他のリスクとその拡大率
早期の予防的福祉政策への転換が必要: