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:お年寄りの支援、子育て支援、まちづくり・健康作りサービスを新しいやり方で創造することに関心のある個人や団体の方

共創まちつくり
Photo by M.Kusakabe, Hampstead Heath,London

「創造コモンズ」は、人々の福祉・子育てニーズ、地域の強みとリスクを知ることにより、住民が必要とするサービスを相互扶助や社会的企業の創出を支援することにより、誰一人取り残さない「包摂的社会」を創り上げるプログラムです。

創造コモンズ
Story1:「創造コモンズ」で実際にわかること
1.まず、住民の方々の地域への満足度と人口流出入の関係を調べる:
「創造コモンズ」では、まず、お住まいの自治体の住人がなぜ、ここに移り住んだのか、また、住み続けているかの理由を多角的に調べます。このため、住民の方に、現在お住みになっている自治体とその前にお住みになっていた自治体の双方について、その地域に移り住んだ理由や各種サービスの水準についての評価を伺います。
(1)両親や近親者と近いかどうか?
(2)友人関係が多いか?
(3)通いたい学校や職場と近いか?

経済関係では、
(4)住宅費が安いか?
(5)日常必要なサービスへのアクセスがあるか、

文化・環境面では、
(6)文化施設や公園緑地へのアクセスなど、計15項目につき、伺い、どの要因が人口流出と戦ううえで最も重要かをデータに基づき判断する材料を整えます。

その地域の環境とともに重要なのが、人々の人的結びつき、社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)がどの程度豊かにあるかということです。次に、社会関係資本が十分あるかどうかは、どのように調べれば良いのでしょうか?


Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
2.次に、ソーシャル・キャピタルを測る:

Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
その地域の住みやすさにとって、サービス環境とともに重要なのが、人々の社会的結びつき、社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)がどの程度豊かにあるかということです。「創造コモンズ」では、人々がどの程度、社会的なつながりを持っているかを4つの尺度で調べます。
第1は、学校や職場を超えた比較的多様な友人関係をどの程度持っているかを「友人ネットワーク」という指標で調べます。
第2は、親せきや隣人のような血縁・地縁でつながった強い助け合いの関係を持っているかを「親類・隣人による支援」という指標で調べます。この他、
「近隣助け合い」「ボランティア活動への参加」など、計4つの指標で、ソーシャルキャピタルの強さをの測ります。

そして、それらのソーシャルキャピタルの強さと、人々が経験する幼児期・学齢期・就労期のリスクの相関関係を分析し、ソーシャル・キャピタルの持つリスク予防効果を検証します。これにより、その地域社会がどの程度、互助や社会企業などのコモンズ的なサービスを受け入れる素地があるかどうかを測る一つの目安とします。

この分析は、「創造人生」による9都市の「暮らし実態調査」でも行われ、例えば「近隣助け合い」が子供の「不登校」や「仲間遊び苦手」などの発達期のリスクを有意に減らす効果があることが確かめられています。

3.「子育て支援サービス」をコモンズ・モデルで作る: :
次に、「子育て支援」サービスを互助または社会企業として創ることを「創造コモンズ」はどのようにサポートできるのでしょうか?この章では、公的な支援制度には載っていないけれども、互助の仕組みにより、実際にいくつかの都市で成功している 子育て支援サービスの例を8つ紹介し、それぞれについて、「あなたは、このようなサービスをお住まいの地域で作る優先度がどの程度高いと思いますか?」という質問に答えていただきます。

次に、あなたは、「子育てが一段落した際に、このようなサービスの提供にボランティア(有償または相互扶助)として参加したいですか?」とお聞きします。また、「企画の段階から参画したい」、「サービス提供の段階で支援したい」、「居住自治体以外の場所でも支援したい」、「その分野に技能・経験・資格などを持っている」かどうかにも答えていただきます。

この結果は地域ごとに集計され、ボランティア希望者や、自治体のかたがたのサービス創設の優先度を判断するデータとして使っていただけます。


Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
4.そのほか4つの分野でもコモンズ・モデルが有効です:

Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
「子育てサービス」以外にも、コモンズ・モデルが有効な地域サービス分野がいくつかあります。

(i) まず「お年寄り支援サービス」です。高齢者の比率が急速に高まっていますが、同時に健康なお年寄りで何か役に立つことをしたいという方も増えています。「創造人生」による瀬戸内市での調査では、お年寄り見守りサービスの優先度は最も高くなりましたが、同時に、このサービスにボランティアとして参加したいという方が、後期高齢者の方も含め大勢いらっしゃいました。

(ii) 次に、重要な分野は「まちおこし」の分野です。今や、農家も商店街も後継者不足に悩んでおり、空き家も増えています。これを新しい工夫で新サービスと結びつける動きが加速しています。リモートワークの普及もこのような動きを加速しそうです。

(iii) 第3には、「健康創りサービス」の分野です。山野・公園を利用した様々な健康プログラムや地元の食材を使った健康食創り、ITを使った遠隔診療まで、様々な分野が開けています。

(iv) 第4は、防災・環境維持サービスです。例えば、灌漑や防災のためのため池創りの分野は、もともとコモンズが発生した分野でもあります。最近は、それに加え、気候変動による巨大災害と感染症の複合災害に対する避難、再生可能エネルギーの分野にもコモンズの思想が活かされる分野が出てきています。

5.コモンズ・サービスをサポートする多様な仕組み:
地域サービスを互助や社会企業により創出する場合には次のような点に注意を払う必要があります。

(1) まず、それらのサービスに対する住民のニーズが十分あることを確認することです。これは、「創造コモンズ」アプリで確かめることが出来ます。

(2) 次に重要なことは、サービスを企画・運営する人材が十分確保できるかという点です。これも「創造コモンズ」アプリで確認することが出来ます。

(3) 更に、それぞれのサービスをすでに成功裏に立ち上げている社会企業のケース・スタディーを出来る限り収集してウェッブ上で公表いたします。

(4) また、それらの立ち上げを行った社会起業家との対話の機会を出来るだけ提供していきます。

(5) 更に、連携サイトである「まちの起業塾」から事業計画策定についてのアドバイスが受けられます。当該事業が継続できるだけの収入が得られることが必要です。このため、サービス提供のビジネス・プランを注意深く作り上げる必要があります。「創造コモンズでは、弊社がすでに提供している「まちの起業塾」アプリと連携し、「ビジネスプランの作り方」につき項目ごとに検討すべき事項を示しています。この中でも、どのようにサービスから収入を確保できるか?収入から支出を差し引いたキャッシュフローがどの程度の期間でプラスになるか?キャッシュフローがプラスに転じるまでの設備・運転資金をどう確保するかなどが重要な検討事項になります。

(6) 社会企業の資金調達法については、「社会企業ファイナンス」のウェッブサイトでクラウド・ファンディングやソーシャル・インパクト・ボンドなどの仕組身を紹介しています。


Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)

創造コモンズ:
「創造コモンズ」とは何か?

「創造コモンズ」で実際にわかること

「創造コモンズ」は、まず、地域社会が抱えるリスクを「創造人生」アプリと連携し、計量的に分析します


Photo by M.Kusakabe, Hampstead Heath,London