HeaderID: 4 : Imagine your Unlimited Potential,

HOME
創造人生のびのび親子創造家族創造世代創造企業創造コモンズ創造公園健康創造
HOME

SozoID: , RiskID: , ID: 44, : Imagine your Unlimited Potential,
:
:
Spanish, English, JapaneseImagine your children's unlimited creativity パスワードの変更,
あなたの健幸指標ページ
:自分の個性に合った進路を探している15-49歳の方へ


Photo by M.Kusakabe, Hampstead Heath,London

先ず自分の強みと真にやりたいことを知り、それを最大に活かす個性的かつ多様な進路・人生戦略を最新のAI技術とエビデンスを使い支援

創造世代
Story4:「創造世代」は動機付け理論に基づき青年期の自己アイデンティティーを見つける
青年期リスクの多くは内発的アイデンティティーが持てないことから生じる:
青年期からミドルにかけて、雇用や心の健康など、多くのリスクが待ち構えています。「創造人生」による9都市の調査では、そのリスクの多くは自己のアイデンティティー(「真にやりたいことは何か?」)が確立していないことが原因となっていることがわかりました。仮にやりたいことがあっても、自分の内的な欲求から出てきているのではなく、他者からの承認・評価を気にしている例が多く、このような場合には、その後のリスクを抱えることが多いことが分かりました。

「創造世代」は、若者やミドルの方が、自分がやりたいことを見つけ、それを実現するためのツールです。 具体的には、次のようなことが必要になります。


Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
自分が自律的に仕事が出来る:

Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
「創造世代」の性格診断等から自分が真にやりたいことを見つけたら、次に、そのような目標に沿った具体的な職業や企業を見つけなければなりません。そのためには、創造性発揮のための職場環境が整っていなければなりません。また、職場にとってもそのような環境を整えることが創造的な効率を挙げるために必要とされることなのです。

この職場環境について、内発的動機付け理論を開発したエドワード・デシは、「自律性(Autonomy)」が最も重要であると考えました。 自律性とは、職員が自分で仕事の目標ややり方などを決定できる範囲が大きいということです。その内容は、5つの面があります。

第1は、自分の勤務時間の内、少なくとも一定の割合で、自分が自由な発想でやりたい仕事をやる時間が与えられるということです。いくつかの創造的企業がこのような自律的な勤務時間制度を導入し、成功を収めています。

第2に、自分の取り組むべき課題(Task)を自分で提案できる自由度があるということです。スリーエム社はこの自由を導入して、ポスト・イットなどの独創的な商品の開発に成功しました。

第3の課題は、仕事の成果を、かかった時間で図らず、一定の成果を上げたかどうかで図ることです。家電量販の大手のビッグバイはこの結果志向の職場環境を導入し、大きな成果を挙げました。

第4は、仕事のやり方についてマニュアルに従うのではなく、自分流のやり方を認めることです。この方式は、幾つかのコールセンターで導入され、離職率を大きく減らすことに成功しています。

第5の工夫は、職場チームの編成に大幅な自由度を認めることです。良いチームメンバーに恵まれなければ、真に創造的なアイディアは実現できません。

やりたいことを習熟する機会がある:
自分が真にやりたいことをやるということは、気の向いたまま、努力をしないで良いということではありません。むしろ、それと逆に、新しい創造的な仕事に、大変大きな努力を払って「習熟(Mastery)」することが必要となります。ただ、内発的な動機付けを持った人にとっては、「習熟」が非常に容易になるのです。

チクセントミハイは、好きなことに没頭し、自分の持つ能力のほぼ最大限に近い難易度の仕事をしているときに、人々はフローという状態になり、習熟のスピードが最も高くなることを発見したのです。

生涯発達心理学でも、学齢期の発達課題は「勤勉」とそれに基づく「自信・信念」の発達であるとしています。このような強みが学齢期に備わることにより、好きなことの習熟が加速されるのです。内発的動機付け理論が勤勉を軽んじているわけではありません。


Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
金銭的報酬ではなく、目的の達成が最大の報酬となる:

Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
内発的動機付け理論を開発したエドワード・デシとリチャード・ライアンは、ロチェスター大学の卒業生をサンプルとして、卒業時の人生の抱負と2年後のその達成度を追跡しました。その結果、「金持ちになりたい」とか「世間から評価される人間になりたい」という外生的な目標を持っていた人は、その目的を達成できた人でも、満足度、自尊感などが増加しているわけではないことがあきらかになりました。一方、学生時代に目的志向型の抱負を持っていた人で、その目的を達成しつつある人は、大学時代よりも大きな満足度と主観的幸福感を抱いていることが分かりました。

現代社会はますます、物質的価値が相対的に縮小し、精神的な達成感が大きな意味を持ってきており、自分の人生を自分で管理し、自分の能力を挙げたいという動機付けを持っている人が、満足感が大きいことが実証されたわけです。

日本の企業の競争力を抜本的に高めるために:
日本企業は1980年代までは、主要な先端産業分野で世界のトップレベルを維持していました。それが、その後の30年間で、創造性の立ち遅れから、長い停滞期間に入ってしまい、米中のみならず、多くのアセアン諸国にも追いつかれつつある状況です。これを打ち破るためには、青年期から内発的動機付けに従った進路の選択を行い、自己のアイデンティティーを確立し、これまでの一律な教育から脱却することが最重要な課題です。是非、全ての若者が「創造世代」のプログラムに主体的に参加していただくことを心より期待いたします。
Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)

創造世代:
若者の多様な職業の中から自分が「真にやりたい」進路選択を行うプログラムです

青年期・壮年期の最大の課題は自己のアイデンティティーを見つけること

「創造世代」利用の仕方

生涯発達心理学から見た青年・壮年期の目標

「創造世代」は動機付け理論に基づき青年期の自己アイデンティティーを見つける


Photo by M.Kusakabe, Hampstead Heath,London