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Imagine Your Unlimited Potential
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表題の書は坂篤郎氏
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英国で「創造人生」の原型が誕生:
1996年、貧困と格差社会の問題が深刻化する英国で、サッチャー首相の新自由主義に反対し、新しい社会政策を掲げ政権を取ったブレア首相は、「子どもの貧困の半減」を目標に社会的包摂政策を進めてきました。子どもの貧困削減目標はある程度の成果をあげましたが、格差問題は、リーマンショックにより一段と深刻化し、2010年には、若者の反乱が英国の15の主要都市で同時におきました。

「創造人生」の原型であるコミュニティー・カルテ・システム(CCS)は、そのような格差を拡大するリスク連鎖を計測し、英国の経験がどの程度日本の都市の将来にもあてはまるのかを調べるため、当時、ロンドン大学UCL校で客員教授および立命館アジア太平洋大学客員教授であった日下部元雄が日本学術振興会の助成(2010‐2012)を受け開発・実施してきたシステムです。これにより、幼児期から高齢期までの暮らしや福祉上のリスクが連鎖する経路調べ、自治体の福祉政策への基本情報を提供するものです。

ロンドン・リバプール・東京都新宿区という3都市において、それぞれの自治体・福祉・教育などの公的な支援窓口と連携し、非正規雇用や若年無業者の拡大などの社会問題の連鎖のメカニズムを総合的に分析しました。


Sozo-Jinsei CCS Survey by Open City Institute (2011-2016)
日本の9つの都市で延べ7,000人のリスク・強みを調査:

野辺・街角の花: たんぽぽ, 4月 (Photo by M.Kusakabe)
その後、2013年には、日本で生活困窮者自立支援法の準備作業が始まり、人々が貧困に陥る手前で様々な支援を行い従来より幅広い生活困窮者支援を行うことが決まりました。そのためには、生活困窮に至る途を明らかにする必要が高まりました。

実は、この研究を始めた2010年当時、英国においても日本においても、何故人々が貧困になるかについての研究はマクロ経済政策の分析がほとんどで、人々がどのような経路で貧困に陥るのかの計量的な研究は無かったのです。

厚生労働省は、「コミュニティー・カルテ・システム」による生活困窮の実態調査への助成を決定し、これまで日英で同システムを開発・実装してきた(株)オープン・シティー研究所が実施主体に選ばれました。当研究所では、様々な特徴を持つ日本の9つの都市で自治体のご協力を得て調査・分析を実施してきました。

これまでの合計で約7,000人の方の生活史データを収集し、その中で得られた約2,000万件に上る強み要因とリスク要因のビッグデータを基に社会疫学手法を用いてリスクの連鎖関係の分析や政策効果の測定を行ってきました。

ビッグデータ解析により地域のリスクや強みを分析:
この9都市の分析は、多くの新しい事実を発見する機会となりました。若者世代での「授業理解困難」「不登校」「不安定・うつ」などの発達期リスクの急増はその一つです。また、若者のリスクの背景として親が抱えている精神的ストレスが大きな影響を及ぼしていることもわかりました。また、「自信・信念」「目標・計画性」などの自己の価値観や、「近隣助け合い」のような互助などリスク低減効果を持った「強み要因」も多数あることが分かりました。

しかし、あるリスクが他のリスクに波及する連鎖の強さや、強み要因がリスクを抑える効果には、都市により大きな差があることもわかりました。その差には、これまで伝統的に維持されてきた「親、教育熱心」などの子育て・教育に関する社会的規範が、子どもの就労や生活の安定にどの程度効果が維持されているかということが深く関係していることも明らかになりました。

約半数の都市で、「親、教育熱心」が子供を大学に入れるところまでは有効に働いているのですが、就労期になると,企業側が新入社員に課題発見力、解決力を重視するため、受験勉強に追われて育った子供が「若年無業者」になるリスクを有意に増加させており、さらに「非正規雇用」「不安定・うつ」を有意に増やすなど、世代間で意識のずれが生じている現状も浮かび上がりました。


野辺・街角の花: 野イチゴ, 4月 (Photo by M.Kusakabe)
9都市の調査で分かったこと
個人の自己診断とバーションアップのためのアプリを開発:

野辺・街角の花: デージー, 4月 (Photo by M.Kusakabe)
この調査の結果から、福祉・子育てなどの問題に取り組んでいる自治体が、より早期の対策により、問題の背景となっている原因に取り組むことが期待されます。それと同時に、日々、子育てに取り組んでいる家庭にとっては、さまざまな発達期リスクをポジティブに解決し、子どもが個性を発揮し、それぞれが望む方向に創造的な人生選択をしていくための親子のプログラムに活用していくことも重要な課題となってきました。

2016年には、このような分析結果を背景に、コミュニティー・カルテ・システムを生涯発達心理学のフレームワークと人工知能(AI)技術により一層、深化させた「創造人生」システムを開発し、人生の5つの局面ごとに科学的なエビデンスに基づいた個人の適性の自己診断や人生戦略のバーションアップのためのアプリを開発しています

人生の発達段階に応じた5つのプログラムを作っていきます:
先ず、幼児期(0-5歳)の子どもの親子が、この時期に最も必要な、子どもの社会性の発達を支援するプログラム(「のびのび親子」)を開発しました。

次に、学齢期のさまざまなリスクを乗り切り、画一的ではない子供の個性を生かし、自己肯定感を高めるための親子のプログラムとして「創造家族」プログラムを開発しました。

青年期から壮年期に自己のアイデンティティーを確立し、自分が「真にやりたいこと(内発的動機付け)」の発見と、それに基づく創造的な生き方や進路の選択、転職を支援するプログラムが「創造世代」です。

企業とそこに働く職員が共同で、職員の適性・職場環境の最適化、チームメンバーの自律性と内発的動機付けに基づく創造性を十分発揮できる職場環境を作り上げるプログラムが「創造企業」です。

従来からの「創造人生」を更に充実させ、自治体の少子化、人口減少問題にも立ち向かえるシステムとして、婚姻率・出生率低下と人口流出の要因を分析し、エビデンスに基づいて最適な環境整備への支援を行うプログラムが「創造自治体」です。


野辺・街角の花: きく, 4月 (Photo by M.Kusakabe)
人生の5つの局面に応じたプログラム

創造人生は、次のような特色があります。以下のページをご参照ください
第1講 「創造人生」は、先ず、あなたが持っているリスクと強みをデータ・サイエンスにより正確に分析します

第2講 「創造人生」が生まれるまで

第3講 9都市の調査で分かったこと: 

第4講 「創造人生」は強み要因もカバーします

第5講 「創造人生」が他の自己診断システムと違う点

第6講 「創造人生」は年齢により、対象分野により6つのプログラムが利用可能です。

第7講 「創造人生」は、先ず、あなたが持っているリスクと強みをデータ・サイエンスにより正確に分析します

第8講 「創造人生」の理論的なフレームワークや特徴につき、より手軽に理解していただくには、次の三つのステップをお勧めします。これだけでもあなたの人生戦略は変わるかもしれません。

第9講 リスクと強みの連鎖関係の分析には、様々なリスクを持った人を取り残さず調査対象に取り入れることが必要です


Photo by M.Kusakabe, Hampstead Heath,London